内容説明
網野善彦が提起した『都市的な場』とは何だったのか。気鋭の研究者が「網野都市論の衝撃」(石井進の言)を捉え直す。
目次
第1部 都市的な場(中世東国の道とマチ―考古学からみた『都市的な場』;「場」の発想―中世都市論の構想と系譜;建築史からみた「都市的な場」―宿・市と町家;地理学からみた都市的な場―絵画史料に「都市」景観を探る;都市における「場」の特質―戦国大名法からみる;瀬戸内海沿岸部における都市的な場―「草戸千軒」の成立状況を中心に;中世駿河国の「都市的な場」と茶;鎌倉由比の市庭―鎌倉の都市創世記;「都市的な場」と鎌倉―商人・職人の鎌倉への入り方)
第2部 全体討論「都市的な場」
第3部 都市・城館研究の最新動向2011・4~2012・3(北海道・東北;関東;甲信;東海;北陸;近畿;中国;四国;九州;沖縄)