出版社内容情報
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〈目次〉
はじめに――秀吉政権の基板となった「家」の特異性 河内将芳
第Ⅰ部 秀吉は血縁をどういかしたのか
第一章【秀吉像の変遷】
秀吉の出自はどういわれてきたのか 竹内洪介
第二章【秀吉の実弟】
秀吉の〝後継〟を期待された秀長の足跡 播磨良紀
第三章【秀吉の甥】
豊臣秀次とその弟たち(小吉秀勝・秀保)の実像 尾下成敏
第四章【秀吉の子】
秀頼「出生」の謎と、家康との知られざる関係 平野明夫
第Ⅱ部 一族の果たした役割
第五章【高台院〝子飼の者〟】
変転する豊臣恩顧の大名たち 水野伍貴
第六章【秀吉の妻たち】
「呼称」からみた秀吉との関係――淀殿・松の丸殿 河内将芳
第七章【秀吉の養子戦略】
於次秀勝・小早川秀秋・結城秀康、それぞれの処遇 光成準治
第八章【秀吉の養女と婚姻戦略】
有力大名家を〝羽柴家親類〟に取り込む 柴裕之
第Ⅲ部 秀吉研究をめぐる新論点
第九章【天変地異と秀吉政権】
二つの大地震と「恠(かい)異(い)」は社会になにをもたらしたのか 河内将芳
第十章【秀吉時代の金・銀・銭貨の流通】
貨幣史からみた〝黄金太閤〟の虚像と実像 千枝大志
第十一章【秀吉の名字・姓】
「羽柴」「豊臣」には、どのような意味があるのか 堀越祐一
第十二章【世界認識と対外戦略】
宣教師側からみた「南蛮外交」の実像 清水有子
第十三章〈特論①〉【秀吉の政治・経済・大名統制政策】
太閤検地、刀狩り令、武家官位制は画期的な政策だったのか? 平井上総
第十四章〈特論②〉【秀吉の軍事・外交政策】
惣無事令・朝鮮出兵・豊臣水軍研究の現在 長屋隆幸
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〈編者〉
河内将芳/奈良大学教授
【目次】



