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出版社内容情報
聖地・祭り・教祖など、〈聖なるもの〉に惹かれ、シャッターを切ってきた写真家と宗教学者が、あらためて〈聖なるもの〉を撮ること、〈聖なるもの〉の写真との向き合い方を語る。
誰もがスマホを持ち歩き、誰もがいつでも撮影し、発信する時代に〈聖なるもの〉の写真を撮ること、撮ってきたこと、そしてその写真を見ることとはなにかを考える。
内容説明
祭り、祈り、宗教的な場。誰でも簡単に写真が撮れる時代に考える、「撮ること」の難しさと「見ること」の重要性。写真の誕生から200年、異なる立場で“聖なるもの”と日々向き合ってきた研究者と写真家によるコラボレーションは、何を生み出すのか?
目次
第1部 聖なる風景(神話の風景;観光のまなざしのなかの近代の聖地―ルルドを中心に;天皇陵をめぐる歴史の旅;「アイヌの地」―「アイヌ-モ-シリ」を撮ること;不可視の場所、反転する世界;写真家と研究者で、失敗写真を考える1)
第2部 聖なる人(聖なる像のトライアル;秘教家たちの肖像;「教祖」と写真;格闘する人―人間を超えた存在に向かって;あたため戯れる―ザールを撮る;写真家と研究者で、失敗写真を考える2)
第3部 先人たちのまなざし(柳田國男と/民俗学と写真―方法論の不在について;折口信夫と写真―「実感」を記録し、伝える;小泉八雲の写真―歴史資料としての価値を見すえて;岡本太郎のまなざし―聖なるものへの挑戦;写真家と研究者で、失敗写真を考える3)
著者等紹介
港千尋[ミナトチヒロ]
1960年、神奈川県出身。写真家・著述家。多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授
平藤喜久子[ヒラフジキクコ]
1972年、山形県出身。神話学者。國學院大學神道文化学部神道文化学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。