出版社内容情報
日本カメラ博物館[ニホンカメラハクブツカン]
監修
内容説明
攘夷か開国か激動の幕末を古写真で綴る。下岡蓮杖・F.ベアト・横山松三郎・内田九一ほか多くのカメラマンたちが残した写真から幕末の日本社会を描く。
目次
カラー特集 よみがえる原風景
カラー特集 手彩色写真で見る幕末明治
南と北から進む外国の脅威
ペリー艦隊浦賀に来航
ロシア使節長崎に来航
品川台場の築造
考察 中浜万次郎と写真撮影
明治を創った洋学研究機関
考察 蕃書調所の俊英たち
長崎伝習所の設立〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miz
4
図書館にて。幕末〜明治に撮影された写真を紹介。歴史上の人物や事件の舞台、或いは当時の市中の様子などを写した画像は、凄く新鮮に見える。冒頭の見開きで紹介される箱根宿、日本橋などは、一般人の暮らしも垣間見える。個人的には、愛宕山男坂女坂と登り切ったところからの風景について、今と同じところ、明らかに変わったところなどを脳内で比較して楽しめた。2023/01/04
paxomnibus
2
幕末の日本で撮影された写真が教科書に出てくるようなもの以外にこんなにあったとは驚きである。きっと一枚一枚が様々な土地のいろいろな所で展示されていたりしたのだろう。城や街並みといった風景や有名な肖像画に混じって手彩色で色づけされた「刺青姿の男性」が異彩を放つ。背中一面に太刀を構えた武者が睨みをきかせている。薄い青の中に深紅と桜色が浮かぶのが美しい。江戸時代、刺青は男意気を示すため、博徒、火消し、鳶職人、飛脚など肌を露出する職業に多く見られたそうだ。ヤクザの専売特許というわけではなく、割と一般的だったのね。2022/10/31
takao
2
ふむ2022/10/09
たく
1
☆☆☆2023/02/26