出版社内容情報
全国各地の博物館などにある復原模型を、学芸員による詳しい解説とともに多数収録。復原模型で見ることにより、文献や出土遺物では実感しきれない歴史の流れや人びとの生活、日本の歴史の現場がひと目でわかる。
内容説明
歴史の現場がひと目で解る。歴史の流れや人びとの生活を知ろうとすると復原模型に勝るものはない。全国各地の学芸員が展示模型を詳しく解説。
目次
旧石器・縄文時代
弥生時代
古墳時代
飛鳥・奈良時代
平安時代
鎌倉時代
室町・戦国時代
江戸時代
明治時代
著者等紹介
五味文彦[ゴミフミヒコ]
1946年生まれ。東京大学文学部教授を経て、東京大学名誉教授。放送大学名誉教授。『中世のことばと絵』(中公新書)でサントリー学芸賞を、『書物の中世史』(みすず書房)で角川源義賞を受賞するなど、常に日本中世史研究をリードしてきた
坂井秀弥[サカイヒデヤ]
1955年新潟県新潟市生まれ。関西学院大学大学院修了、博士(学術)。文化庁文化財部記念物課主任文化財調査官、奈良大学文学部文化財学科教授を経て、奈良大学名誉教授、公益財団法人大阪府文化財センター理事長。専門は古代・中世の考古学と地域史、文化財政策など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tamami
43
タイトルそのままの、歴史愛好家向けの日本の歴史写真集。旧石器・縄文時代から明治時代まで、全国70箇所あまりの博物館、資料館にある展示物が取り上げられている。展示物に関わる歴史的背景や、過去の復原に当たって参考とした資料や工夫した点なども記されていて面白い。B5判、総アート仕上げ、総カラー200ページというのはお買得?冒頭の「旧石器人の狩り 約2万年前の瀬戸内海」のジオラマには、2万年というスケールの大きさにびっくり。植物相、動物相の再現など、時代考証が大変だっただろうな。展示を見る側の眼力も問われている。2021/10/30
とある内科医
32
図書館より、日本全国の博物館等に所蔵されている様々な復元模型の資料集。資料集というものの評価方法はわからないが、パラパラめくって楽しいのが個人的な正解。 漁撈採集の様子、遣唐使船から鹿鳴館まで。タイムスリップしたかのようなひととき。さすがの山川出版社様。 2200円、オールカラーで自分では購入をためらうが、こういう偶然の出会いがあるから図書館通いをやめられない。2022/01/22
skr-shower
2
復元と復原は意味が違うのですね。博物館等で見るのは好きですが、本になると微妙。どこの博物館にあると言う巻末リストは出かけられるようになったら使えそう。出雲大社の模型は博物館以外で最初に見た記憶があるのだが、その時でも「おーっ」て感じでした。2022/02/06
沖縄電鉄社長
1
北は北海道から南は首里城まで、古くは旧石器時代から明治時代まで、各地の博物館に所蔵されている模型で復原された日本の歴史。2022/01/12
Go Extreme
1
旧石器・縄文時代: 旧石器人の狩り 縄文前期のムラ 弥生時代: 巨大集落 登呂のムラ 王の埋葬 古墳時代: 世界最大級の墳墓 埴輪から復原 飛鳥・奈良時代: 中国を模した壮麗な宮 飛鳥古京の都 平安時代: 1200 年前の都の全貌 古代城柵の姿 鎌倉時代: 都市鎌倉の東の玄関口 城塞都市 室町・戦国時代: 山城の誕生 八戸の中心 江戸時代: 山城の姿 豊臣秀吉の難攻不落の巨城 徳川時代の大坂城 明治時代: 信濃川に架けられた長大な橋 日本の造船所発祥の地 大阪の外国人居留地2021/11/21