歴史とはなにか―新しい「世界史」を求めて

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歴史とはなにか―新しい「世界史」を求めて

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  • サイズ 46判/ページ数 335p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784634151857
  • NDC分類 209.04
  • Cコード C0022

内容説明

ともに独自の世界通史に挑戦した、気鋭の中国史家とオスマン帝国史の泰斗が「歴史の常識」を根底から問う!ユーラシア史からみると日本史は「意味不明」?グローバル・ヒストリーは本当に「グローバル」?中国が強調する「中華民族」は実在するのか?etc..歴史を見直し、現代世界を捉え直すヒントに満ちた1冊!

目次

プロローグ 歴史とはなにか―その「自明性」を問う
第1章 「文明」と「世界史」を考える
第2章 「世界」の捉え方―東西、華夷
第3章 統合とアイデンティティ
第4章 「宗教」を考える
第5章 「支配」のあり方
第6章 環境・文化・社会のあり方―地理的・生態的環境と社会関係
第7章 国家・国民・民族を考える
エピローグ 中国、そして日本

著者等紹介

鈴木董[スズキタダシ]
1947年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。法学博士。専攻はオスマン帝国史だが比較史・比較文化にも深い関心を持つ。83年より東京大学東洋文化研究所助教授、91年より同教授、2012年より東京大学名誉教授。トルコ歴史学協会名誉会員

岡本隆司[オカモトタカシ]
1965年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(文学)。京都府立大学教授。専攻は東洋史・近代アジア史。『近代中国と海関』『属国と自主のあいだ』(ともに名古屋大学出版会。前著で大平正芳記念賞、後著でサントリー学芸賞受賞)、『中国の誕生』(名古屋大学出版会。アジア・太平洋賞特別賞・樫山純三賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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崩紫サロメ

21
オスマン帝国史と中国史の大家の対談。ただ、対談というものは体系的なことを語るのには向かない。実際、話があちこちに行くので、読者がそれをヒントとして拾い集めて考えていく形になる。まあ、私はお二人とも好きなので、知的な雑談として大変楽しく読んだ。ちらちらと出てくる話だが、我々はオスマン帝国にしても西洋にしても日本語、しかも多くの概念を漢語(語彙の多くは近代日本で作られた)で認識している。しかし、その漢語にnationにあたる語彙も概念もないということなど、いろいろと考えさせられた。2021/11/05

ta_chanko

19
文字による世界の成り立ちと区分け、中国・ローマ・西欧・イスラームの政治組織の違いなどについての対談本。世界を見る上で大切な視点に触れられているが、話があちこちに飛んでしまっていて論点が絞られていない感じの雑談本。途中から読むのが苦しくなって流し読み。もう少しテーマを整理してまとめてほしかった。二人とも大家なだけに残念。2021/10/19

かんがく

12
ユーラシア大陸の西と東に存在した帝国の専門家の対談というワクワク感からの、期待外れ感。民族、宗教、国家、文明とテーマは大きいが、壮大というよりも大雑把な印象を受けてしまった。もう少し二人ならではの突っ込んだ議論を読みたかった。2021/12/03

ピオリーヌ

11
オスマン史の専門家鈴木氏と近代東アジア史の専門家岡本氏の対談。両著者とも好きで、著書を何冊も読んでいる私としては垂涎ものの内容。まえがきの岡本氏による鈴木氏に対する思いが溢れた文が良い。「稀有の僥倖・至福の時間」であった。その幸福感を少しでも読者のみなさんとシェアできればとある。内容は様々なテーマに飛び、初読の方には分かりにくく感じるかもしれないが、私としては面白く読めた。「日本人がネイションを日本語一語で受けなかった」など目から鱗の指摘も多数。2021/12/12

不純文學交遊録

7
オスマン帝国史の大家・鈴木董さんと気鋭の中国史家・岡本隆司さんによる西欧中心史観を相対化した世界史像を語る対談集。ラテン文字、ギリシア・キリル文字、アラビア文字、梵字、漢字の五つの文字世界を規定。それぞれの文字世界における国家観、民族観、宗教観などを比較する。日本人には馴染みの薄いイスラムについての知見は豊富で、日本とベトナムが同じ漢字圏というのも面白い。新しい世界史を謳う本だが、インカやマヤなどアメリカ大陸の文明が完全スルーされているのは残念だ(鈴木さんの出発点はインカ帝国なのに…)。2022/01/24

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