大人のための国語ゼミ

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784634151215
  • NDC分類 816
  • Cコード C0010

内容説明

こんな悩みをお持ちの方へ。相手にきちんと伝わるように話せない。文章を読んでも、素早く的確にその内容が捉えられない。分かりやすい文章が書けない。質問に対して的確に答えられない。議論をしていても話があちこちに飛んで進まない。言われたことに納得できないのだけれどうまく反論できない。論理トレーニングは国語に行き着いた!

目次

1 相手のことを考える
2 事実なのか 考えなのか
3 言いたいことを整理する
4 きちんとつなげる
5 文章の幹を捉える
6 そう主張する根拠は何か
7 的確な質問をする
8 反論する

著者等紹介

野矢茂樹[ノヤシゲキ]
1954年(昭和29年)東京都に生まれる。85年東京大学大学院博士課程修了。現在、同大学大学院総合文化研究科教授。専攻は哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はっせー

110
今年最後の本の感想。日本語ってやっぱり難しいと改めて感じた。この本は主に大人に向けて書かれた本。タイトルの通り大人が本当に日本語や国語をきちんと理解して使っているのか。また出来ていないのか。この本を読むとわかる。私自身ちゃんと理解して使っていなかった!言葉不足だったり、専門用語を使った説明をしていた。それは相手に伝わっていなかったら単なる独り言と同じになってしまう。本を読んで出来るようになるわけでない。本を読んで理解して実践し続けてようやく出来るようになる。来年もしっかり実践していきたいと思った!2021/12/31

KAZOO

110
はじめは斎藤孝先生が書かれていたのかと勘違いしました。斎藤先生には申し訳ないのですが斎藤先生のよりもレベルがかなり高度だと感じました。野矢先生はもともと論理学の先生で私も数冊読んでいます。大人のためのと書かなくてもいいという気がしました。やはり論理学がご専門なので非常に読んでいて参考になり納得するところが多くありました。2019/03/10

けんとまん1007

65
大人のための・・・という意味を実感した。日頃、何気なく使っている言葉、国語について、改めて考え直す時間になった。言葉の意味を考えないでいると、発信側と受け取る側での解釈にズレが生じることも、起こりやすい。微妙なニュアンスの違いが、正反対の解釈につながることもありえる。それは、職場において、特に感じていることでもある。意味をきちんと理解しないまま、言葉、特に、業界用語を使っている。伝わっていないし、伝わり方も浅く表面的。深まりがないので、同じことを繰り返すという悪循環。自分にできることは何かを考える。2021/07/15

たかしくん。

49
これまた著者らしい、骨のある内容でした。冒頭の「相手のことを考える」では、如何に我々が独りよがりで、相手が分かっているつもりで、説明していることをの多いことか、そして、相手に伝わることが、なんともまどろっこしいものかを、痛感させられます。終盤の「的確な質問をする」は、本当に難しい。ここ最近私自身が、仕事を的確に進めるなかで非常に重要であることを、身に染みて感じていただけに、この章を克服するだけでも大きいです。これまた、ロジカルライティングの、新しい名著となりそうです。2018/03/24

デビっちん

43
野矢氏と言えば『論理トレーニング』で大変お世話になりましたが、それよりも平易に論理を伝えてくれています。日常や仕事で日本語に不自由する人は少なくないと思いますが、普段使いの日本語の質を高めることができれば分かりあえる確率が高まります。そのためには、本書のような論理を意識した問題に触れ、頭に汗をかく必要があると思いました。印象に残ったことを1挙げるならば、言語であっても背後にあるモノが大事ということです。それをとらえることで、何が大事かがわかり、論証も反論もしやすくなりますから。2017/10/21

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