内容説明
生き延びるための生物たちの知恵とは?進化の謎に魅了され、昆虫や動物たちを観察しつづけた先人たちの軌跡。
目次
第1章 生と種の起源を探る(創造主の否定;遺伝子の発見、中立な進化;進化の正体を求めて)
第2章 性に魅せられて(性のはじまり;メスはどうやってオスを選ぶのか;カブトムシの角は武器か、道具か;オスとメスの対立;動物研究の発展)
第3章 寿命の先送りに挑む(進化論からみた老い;繁殖と寿命の関係;人間はもっと長寿になれるのか)
第4章 体のなかの時計を追いかける(体内時計に関わる遺伝子;ハエの増殖からわかったこと;概日時計は適応的か)
著者等紹介
宮竹貴久[ミヤタケタカヒサ]
進化生物学者。1962年大阪府生まれ。岡山大学大学院環境生命科学研究科教授。1986年、琉球大学大学院農学研究科修了後、沖縄県職員として10年以上ウリミバエ研究に従事する。1996年、九州大学大学院理学研究院(生物学科)で理学博士を取得。1997年、ロンドン大学(UCL)生物学部客員研究員を経て、現職にいたる。日本生態学会宮地賞、日本応用動物昆虫学会賞等を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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