蒙古襲来

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  • サイズ B6判/ページ数 516p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784634150614
  • NDC分類 210.43
  • Cコード C0021

内容説明

「神風」が吹いた。果たして、それは真実か。『蒙古襲来絵詞』には、暴風は描かれていない。太平洋戦争以前、日本が他国から攻撃を受けた唯一の戦いである、と言っても過言ではない「蒙古襲来」に関する通説こそは、砂上の楼閣だった。第66回毎日出版文化賞受賞後、渾身の話題作刊行。

目次

第1章 チャイナタウン・唐房―日宋貿易の盛行と巨利
第2章 文永十一年・冬の戦い
第3章 文永の役の実像
第4章 水中の男は竹崎季長!か―絵詞の主題、舞台は志賀島
第5章 『蒙古襲来絵詞』のテキストクリティーク(史料批判)―その1・絵
第6章 海東郷地頭職を得たのはいつか―『蒙古襲来絵詞』の史料批判その2・「詞」(ことば)
第7章 竹崎季長の出自―兵藤江田流、苗字の地は菊池川河口津、玉名郡竹崎
第8章 神風実像と弘安の役の推移
第9章 石築地(元寇防塁)考
第10章 蒙古襲来と偽文書

著者等紹介

服部英雄[ハットリヒデオ]
1949年に、名古屋に生まれる。1976年東京大学大学院修士課程修了、東京大学文学部助手、文化庁文化財保護部記念物課調査官を経て1994年から九州大学大学院比較社会文化研究院助教授、現在同教授、2011年から13年まで研究院長を兼任した。十六年間従事した文化財保護行政では自治体による各地の荘園現地調査・中世城館調査、歴史の道調査事業も推進。『河原ノ者・非人・秀吉』(山川出版社。毎日出版文化賞受賞)ほかに、編著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

91
”クビライハーンは、かく構想した。…”歴史小説かと思ったら、一般向けではあるものの学術的な書。通説を鋭く批判。検討範囲も広く細部に亘るが、最初にガイダンスとして結論を示してあり見通し良く読める。通説の根源『八幡愚童訓』を八幡信仰のプロパガンダと切り捨て、同時資料といえる京の公家日記『勘仲記』と稀有な一級絵画資料『蒙古襲来絵詞』を正しく読むべきと。文永の役(1274)で元軍が上陸の翌朝、撤退説の不自然さを検証。また兵力、戦艦九百隻は”白髪三千丈”の世界と。実数は『高麗史』などの検討から112艘と算出する。2021/03/08

よしひろ

13
こういう本を読む度に我々は常識にとらわれているんだと思う。もちろん、大きな流れでまとめることは重要だが、細部に全く教科書にはない記述があり、それに驚く。細部が面白い。順番としては、まず常識を身につける。そして、常識を打破して行く面白さはどの分野でもあり、社会人になってからの勉強法だと実感した。当時の日本の船乗りたちの戦い方が驚くほど新鮮だった。2016/03/11

月をみるもの

12
ここんとこ白村江、文禄・慶長の役といった半島/大陸との戦いについて勉強中。攻め込まれたのは元寇の時だけだと思ってたのだが、11世紀に女真族が九州まで攻めてきてたというのを本書で初めてしった。https://bit.ly/2MN5Wxq2018/09/04

とりもり

8
大著。神風(台風)の襲来により、一夜にして蒙古の大群が引き上げたことが日本、韓国、中国の何れの古文書から見ても、科学的な観点から見ても無理であることがこれでもかと論証される。正直、この程度の検討もされずに(いや、されたけど軍事教育の神風神話がそれを許さなかったのかも)今に至っていることに唖然とした。元寇で沈んでいる船がほとんど見つかっていないこと、日本側の反撃は引き潮に乗って夜中に行われたことなど、知らないことばかり。同著者による中公新書もあるので、そっちも読んでみよう。オススメ。★★★★☆2018/02/04

月をみるもの

7
なんとタイムリーな。。 https://twitter.com/kuma_lib/status/10397801836899696642018/09/13

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