じゅんびはいいかい？―名もなきこざるとエシカルな冒険

末吉 里花【文】/中川 学【絵】

山川出版社（千代田区）（2019/07発売）

• サイズ A4判／ページ数 40p／高さ 27cm
• 商品コード 9784634140011
• NDC分類 E
• Cコード C8736

出版社内容情報

モデル 長谷川潤さん推薦！

「この絵本を通して　エシカルについて

子どもたちのリアクションやアイデアなど
どんな会話が生まれるのかとても楽しみです！」



―ねぇ、知ってる？

見えない世界のほんとうのはなし　きみたちとぼくが生きる地球のはなし



地球の環境は今

とり返しがつかないかもしれない

ギリギリのところまできてしまっている・・・

「地球のピンチじゃ。人間たちに知らせて来るがよい」

「えっ、ぼくですか」

お父さんざるから特別な力をもらった、名もなきこざるがやってきた！



―きみも、じゅんびはいいかい？



この絵本は、一般社団法人エシカル協会の代表や日本ユネスコ国内委員会広報大使を務める末吉里花がていねいに紡いだ文章と、京都のお寺の住職でありイラストレーターの中川学がポップに描いたイラストでできています。また、森や林を守りながら作られたことを示すFSCの認証を受けており、SDGs（持続可能な開発目標）についての学びにも役立ちます。



この地球に生きる、子どもから大人まで、すべての人間たちへおくる絵本。





【著者情報】

文　末吉里花

ニューヨークで生まれ、鎌倉で育つ。一般社団法人エシカル協会代表理事。日本ユネスコ国内委員会広報大使。慶應義塾大学総合政策学部卒業。TBS系テレビ番組『世界ふしぎ発見！』のミステリーハンターとして、世界各地を旅した経験をもつ。日本全国の自治体や企業、教育機関で、エシカル消費の普及を目指し講演を重ねている。著書に『祈る子どもたち』（太田出版）『はじめてのエシカル』（山川出版社）。東京都消費生活対策審議会委員。日本サステナブル・ラベル協会理事。NPO 法人 FTSN(Fair Trade Students Network) 関東顧問。ピープルツリー・アンバサダー。　https://ethicaljapan.org/



絵　中川学

イラストレーター。浄土宗西山禅林寺派僧侶、慈舟山瑞泉寺住職。数々の書籍の装丁画や挿絵に作品を提供。世界20カ国以上で読まれているロンドン発の情報誌『MONOCLE』やドイツの著名美術出版社『TASCHEN』が発行する世界のイラストレーター特集に掲載されるなど、世界での活躍の場も広げている。近年絵本の制作にも力を入れ『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』（汐文社）『だいぶつさまのうんどうかい』（アリス館）など話題作を手がける。東京イラストレーターズ・ソサエティ（TIS）会員　www.kobouzu.net

内容説明

きみたちの身近にあるものがどこでどうやって作られているか知ってる？知らなければぼくが見せてあげる。

著者等紹介

末吉里花［スエヨシリカ］
ニューヨークで生まれ、鎌倉で育つ。一般社団法人エシカル協会代表理事。日本ユネスコ国内委員会広報大使。慶應義塾大学総合政策学部卒業。ＴＢＳ系テレビ番組『世界ふしぎ発見！』のミステリーハンターとして、世界各地を旅した経験をもつ。日本全国の自治体や企業、教育機関で、エシカル消費の普及を目指し講演を重ねている。東京都消費生活対策審議会委員。日本サステナブル・ラベル協会理事。ＮＰＯ法人ＦＴＳＮ（Ｆａｉｒ　Ｔｒａｄｅ　Ｓｔｕｄｅｎｔｓ　Ｎｅｔｗｏｒｋ）関東顧問。ピープルツリー・アンバサダー

中川学［ナカガワガク］
イラストレーター。浄土宗西山禅林寺派僧侶、慈舟山瑞泉寺住職。数々の書籍の装丁画や挿絵に作品を提供。世界２０カ国以上で読まれているロンドン発の情報誌『ＭＯＮＯＣＬＥ』やドイツの著名美術出版社『ＴＡＳＣＨＥＮ』が発行する世界のイラストレーター特集に掲載されるなど、世界での活躍の場も広げている。東京イラストレーターズ・ソサエティ（ＴＩＳ）会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[モリー]

エシカルな消費について知ろう。自分の消費行動が及ぼす影響を考えよう。そう呼びかける絵本でした。エシカル【ethical】を直訳すれば、倫理的なという意味になります。この絵本では、【エ】いきょうを【シ】っかりと【カ】んがえ【ル】の略として【エシカル】が説明されていています。この方が、子供たちには、本質がしっかり伝わるかもしれません。消費社会の恩恵にあずかる私ですが、誰かの幸せや地球環境を犠牲にする商品をこれ以上購入したくないという思いが強くなりました。まずは、目の前の商品の向こうにある現実を知ろう。

2020/03/22

[けいぴ]

バナナ、マグロ、チョコレート、綿、洋服を通して、環境や社会問題を考える絵本。読み終わり罪悪感に陥りましたが、他にも生産の背景をよく知らないで消費しているものがたくさんありそう。もっと「エシカル」な消費者になりたいと思った。内容はとてもよかったが、タイトルにもうひと工夫あれば もっと手にとってもらえそう。

2020/02/14

[ケ・セラ・セラ]

地球が抱える問題について、1匹のサルを案内役に冒険の旅をしながらわかりやすく説明する。知らない、目に見えていないところでの農薬による汚染、乱獲、貧困問題など。子どもたちが世界に目を向けるきっかけにもなる絵本。今ある環境を悪化させるのも良くするのも、そこに暮らす人間しだい。今の自分に出来ること、身近なことから始めよう。「エジカル　マジカル〜」

2019/11/17

[ふじ]

あなたが手に取ったものほ、環境に配慮されて生産されたものですか？ということを、動物を案内人に、チョコレートなど身近なものから子どもたちに問いかける絵本。SDGsの関連本としても。これから導入して、エビデンスのある児童書に繋げられたら。

2021/11/19

[遠い日]

エシカルの理念は、今後世界中の人々が周知していかなければならないと感じる。なぜなら、世界は狭くなっている。外国の労働と製品に頼らなければならない状況が、もっと差し迫ってくるであろうから。

2019/10/26