目次
天才との共同作業
神童
ミンタ
ロイヤル・ヨセフ
ジョージア・オーガスタの高僧
パリの間奏曲
員外講師
航空学の始まり
物理学の新概念
青年時代のアーヘン
―井伊知事世界大戦
ハンガリー革命
グライダー
アーヘンでの教育
ユンケルスとツェッペリン
アメリカへの最初の訪問
日本
乱流
ドイツにおける最後の日々
初期のカルテック
パロマからパリの石膏まで
飛行船
DC3と無尾翼機
ボーア、フェルミ、アインシュタイン
風と共に世界を回る
中国が空に飛び立つ
空気力学利用の新しい仕事
タコマ橋の崩壊
高速度への薄明り
超音速飛行への接近
ロケットと自殺倶楽部
JATO成功す
エアロジェットの発進
ハップ・アーノルドの透視力
戦争直後
ロシアとハンガリー
米空軍の青写真
新空軍の誕生
共産中国の銭博士
著者等紹介
野村安正[ノムラヤスマサ]
1921年9月熊本生れ。1945年9月東京工業大学航空機工学科卒業。1952年4月海上保安大学校助教授。1957年4月防衛大学校助教授。1962年3月工学博士(東京工業大学)。1962年7月防衛大学校教授。現在、防衛大学校名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ハンガリー、ドイツ、アメリカで活躍したユダヤ人航空学者の自伝。航空科学の発達は軍との繋がりが密接で、興味深く教育的な内容にも拘らず、今となっては広い範囲の読者に伝えにくいのが残念。ヒルベルト、アインシュタイン、フォン・ノイマンなど高名な科学者との交流も面白い。著者の主張は熟練した技術者の経験による判断は往々にして間違えるため、科学や実験による結果の方が正しいとのこと。科学的だと思っても正しい判断をするには人のセンスが重要だと思われるが、彼がそれに成功しているのは本人の資質か、父親の教育の影響が強いのか。2013/12/28




