内容説明
これから制御理論を勉強する技術者や学生などを対象に、可能な限り噛み砕いて線形制御理論の基本概念を解説。前半の線形化、モデル化ではMaximaを、後半の設計例ではScilabを援用。それぞれのシステムの数式処理機能、数値計算機能を十分に活用している。多くの例題でMaxima/Scilabの使用例と出力結果を示して理解を助けている。付録に使用法、コマンド一覧を掲載。最後の章では、磁気浮上系をとりあげ、Scilabで設計した制御器のマイコンへの実装例を示した。
目次
制御と微分方程式
1階線形微分方程式
2階線形微分方程式
n階線形微分方程式
線形化
線形微分方程式と状態空間モデル
可制御性と状態フィードバック制御
可観測性と全状態オブザーバ
最適レギュレータ
サーボ問題
制御器の離散化とマイコンへの実装
付録A・Maximaの使い方
付録B・B Scilabの使い方
付録C・コマンド一覧
著者等紹介
川谷亮治[カワタニリョウジ]
1984年大阪大学大学院工学研究科(産業機械工学専攻)修了(工学博士)。同大学助手、講師を経て、1991年長岡技術科学大学助教授。2000年福井大学助教授(2007年より准教授)。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。