出版社内容情報
離散時間信号と離散時間システムの基礎を電気電子・情報分野を通じ分かり易く解説。演習でScilab、MATLABもカバー。
内容説明
マイクロプロセッサやディジタル信号処理プロセッサなどのディジタル回路の解析・設計には離散時間信号が使用される。そのため離散時間信号と離散時間システムを学ぶことは、理工系の情報通信、計測制御、信号処理などに関連する電気・電子・情報系の広い分野で必須となっている。本書は、離散時間信号と離散時間システムの基礎を学ぶための教科書である。特定分野に特化することなく、電気・電子・情報系において重要となる基本的な内容を記述している。また各章末にはScilabとMATLABを用いたプログラミング演習を用意し、付録にはScilabの使用法を簡潔にまとめた。これらの演習によって、基礎理論に対する理解がいっそう深まるように工夫されている。
目次
序論
Z変換と逆Z変換
線形離散時間システムの時間応答と伝達関数
正弦波と周波数応答
線形離散時間システムの状態空間表現
線形離散時間システムの安定性
可到達性と可観測性
状態フィードバックによる安定化
最適レギュレータ
連続時間システムと等価離散時間システムの関係
信号のスペクトルとサンプリング定理
オブザーバによる状態推定
確率論の基礎
定常過程と線形確立システム
LS推定とMIMSE推定
カルマンフィルタ
著者等紹介
大野修一[オオノシュウイチ]
1995年京都大学大学院工学研究科博士後期課程修了。島根大学総合理工学部助手。1999年同講師。2002年広島大学大学院工学研究科助教授。2007年同准教授。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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