出版社内容情報
確率過程は、不規則な信号や関数を取り扱う為に難解であるといわれている。しかし、本書では、式の解を省かず丁寧に記述し、工学部の学生が興味を持てるよう種々の工夫した。
■目次 確率論の基礎/定常過程(相関関数と電力スペクトル)/定常過程(表現・交換・解析)/定常系列/確率場(不規則画像のモデル)/付録(Furier解析の公式,ベクトル空間)
内容説明
雑音、不規則信号、不規則データ、あるいはBrown運動は、工学や科学に携わるものにとっては身近な用語であり、ゆらぎといえばさらに日常的な言葉ですらある。これらを、数学の用語では、“確率過程”の名で呼んでいる。本書は、その入門書である。新しい解説・実例・実用公式・シミュレーション法などを多くとり入れて“確率過程”を目に見えるようにし、さらに、信号処理・データ処理・物理学などへの応用が便利になるように工夫した。
目次
確率論の基礎
定常過程(相関関数と電力スペクトル;表現・変換・解析)
定常系列
確率場―不規則画像のモデル