内容説明
計算と物理学、人間とコンピュータ、そして、知性と感性―量子論、計算複雑性理論、心と脳、自由意志、タイムトラベル、宇宙論を縦横無尽に駆け巡る、鬼才アーロンソンの怪作、ついに翻訳。書き下ろしの序文付き。
目次
原子と空間
集合
ゲーデル、チューリング、その仲間たち
心と機械
原始計算複雑性
P、NP、その仲間たち
ランダムネス
暗号
量子
量子計算
ペンローズ
デコヒーレンスと隠れた変数
証明
量子状態はどれほど大きいか
量子計算に対する懐疑論
学習
対話型証明、回路下界、その他
人間原理で遊ぶ
自由意志
タイムトラベル
宇宙論と計算複雑性
質問タイム
著者等紹介
アーロンソン,スコット[アーロンソン,スコット] [Aaronson,Scott]
テキサス大学オースティン校コンピュータサイエンス学科教授。同校量子情報センター所長。高校中退後、コーネル大学で学士号を、カリフォルニア大学バークレー校でウメーシュ・ヴァジラーニのもとでコンピュータ科学のPh.D.を取得。ウォータールー大学、マサチューセッツ工科大学などを経て現職。専門は量子計算、計算複雑性理論。ブログ“Shtetl‐Optimized”や400以上もの計算複雑性クラスに関するオンライン百科事典“Complexity Zoo”の著者として有名。サイエンティフィック・アメリカン誌やニューヨーク・タイムズ紙にも寄稿
森弘之[モリヒロユキ]
東京都立大学理学研究科物理学専攻教授。専門は物性理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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