出版社内容情報
今,ジャストインタイム(JIT)はどうなっているのか.JITはトヨタ生産方式に代表される日本式の生産システムとして国際的に高い評価を得ている.JITで生産される高品質の日本製品は常に世界をリードしてきた.
内容説明
トヨタ生産方式に代表される日本式生産システムは、今ではJIT(ジャストインタイム)システムとして国際的に共有され、日本の独占的な経営管理技術ではなくなってきている。本書では、JITの全体像を浮き彫りにし、さらに、JITを超えるトヨタ生産方式の進化モデル、価値創造のものづくりを高める“ものづくり新論―ニュージャパンプロダクションモデル”を提示し、その有効性を論証する。
目次
第1部 JITを超えるものづくり(日本のものづくり―JITのあゆみ;JITの基本―トヨタ生産方式;価値創造型ものづくりを目指して;ものづくり新論ニュージャパンプロダクションモデル)
第2部 ものづくり新論の展開(ものづくり新論の論理;ものづくり新論の展開1・価値創造デザイン;ものづくり新論の展開2・JITの進化;ものづくり新論の展開3・グローバル生産の戦略的展開)
第3章 ものづくり新論―ニュージャパンプロダクションモデルの有効性(技術最前線―トヨタのものづくりの進化)
著者等紹介
天坂格郎[アマサカカクロウ]
1968年トヨタ自動車工業(株)(現トヨタ自動車(株))入社。1998年同TQM推進部主査(部長級)。2000年青山学院大学理工学部/理工学研究科教授(工学博士)。専攻はNew JIT、サイエンスTQM、サイエンスSQC、カスタマーサイエンス、感性工学、生産工学。受賞、日経品質管理文献賞(日本経済新聞社、1992/2000/2001)、品質技術賞(日本品質管理学会、1993/1999)、愛知発明奨励賞(愛知発明協会、1991)、日本感性工学会出版賞(感性工学会、2002)、SQC賞(日科技連、1976)
黒須誠治[クロスセイジ]
1977年弘前大学人文学部講師(担当・管理科学)。1988年早稲田大学システム科学研究所助教授(担当・生産管理)。1998年早稲田大学ビジネススクール(現大学院商学研究科ビジネス専攻)教授。(工学博士)。専攻は生産管理、システム設計方法、ロジスティクス。受賞、経営科学文献賞(1988)、日本経営管理協会賞(1988)
森田道也[モリタミチヤ]
1969年一橋大学商学部卒業。1975年一橋大学経営研究科博士課程修了後、学習院大学経済学部専任講師。1982年学習院大学経済学部教授。専攻は経営戦略、サプライチェーンマネジメント、生産管理、シミュレーション分析など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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