出版社内容情報
Riekeらによるスパイク解析の歴史的名著「Spikes: Exploring the Neural Code」が待望の翻訳。
神経系がどのように外界の情報をスパイク信号としてコーディングし、脳がそれを解釈するかを、定量的なアプローチで丁寧に解説。単なる理論に留まらず、実験データを豊富に交えながら、情報理論と統計を駆使して神経信号のメカニズムを解き明かします。
付録では、神経信号処理の背景にある数学的詳細も丁寧にフォロー。さらに、数式の理解を深めるための、訳者によるPythonプログラムも公開しています。
神経コードの解析に必要な数理的素養を育むための重要な一冊。
[原著]Spikes: Exploring the Neural Code (Bradford Books, 1997/1999)
内容説明
スパイク解析の歴史的名著、待望の翻訳。スパイク解析の理論と豊富な実験データをもとに、情報理論と統計を駆使して神経信号のメカニズムを解き明かす。神経コードの解析に必要な数理的素養を育むための重要な一冊。
目次
第1章 導入
第2章 基礎論
第3章 情報伝達を定量化する
第4章 計算の信頼性
第5章 水先案内
エピローグ~単一スパイクへのオマージュ
付録 数学的側面
著者等紹介
山〓匡[ヤマザキタダシ]
電気通信大学大学院情報理工学研究科情報・ネットワーク工学専攻准教授。専門は神経科学、シミュレーション科学。スーパーコンピュータを駆使して、小脳を中心とした脳全体の学習メカニズムを解明しようとしている。研究室はNumericalBrain.Org。日本神経回路学会、日本神経科学学会、Society for Neuroscience各会員。博士(理学)
倉重宏樹[クラシゲヒロキ]
東海大学情報通信学研究科情報通信学専攻講師。専門は認知神経科学、計算論的神経科学。記憶・学習の脳基盤の解明を目指す研究やAIを用いて脳の情報処理を探る研究を行っている。日本神経回路学会、日本神経科学学会、Society for Neuroscience各会員。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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