出版社内容情報
世界中のマイクロ波エンジニアに重宝されている必携書,待望の翻訳!
ネットワークアナライザ(VNA)による部品測定・評価に関して,ケーブルやコネクタに対する注意点から,基本的なキャリブレーション手法,さらには最新の測定技術までを,圧倒的な情報量で網羅的に解説.
個々のアプリケーションノートからは取得しきれない,詳細な解説,広範かつ豊富な測定実例,経験に基づくトラブルシュートのヒントから,
・直観的な予想と実測値が合わないときの対処法
・測定技術の限界
・測定結果の予測
・DUTの性能や問題点と測定環境の問題点を切り分ける手法
などを具体的に知り,各々の現場に合う,より良い測定手法を検討し,実践していくことができる.
マイクロ波部品を設計・製造する立場,部品を使ってシステムを設計する立場など,VNAでの測定に関わるすべてのエンジニア・研究者に役立つ一冊.
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本書は,キーサイト・テクノロジー社で長年,専門技術者・教育者として勤めてきたJoel P. Dunsmoreによる“Handbook of Microwave Component Measurements: with Advanced VNA Techniques, 2nd ed.”の翻訳である.
内容説明
ネットワークアナライザ、使いこなせていますか?豊富な測定実例に基づく部品評価の基礎と応用。
目次
第1章 マイクロ波測定の概要
第2章 VNA測定システム
第3章 キャリブレーションとベクトル誤差校正
第4章 タイムドメイン変換
第5章 線形受動部品の測定
第6章 増幅器の測定
第7章 ミキサと周波数変換器の測定
第8章 スペクトラム・アナリシス:歪みと変調測定
第9章 雑音指数および雑音電力の測定
第10章 VNAによる平衡測定
第11章 高度な測定手法:自作キャルキットとフィクスチャリング
著者等紹介
草野修[クサノオサム]
キーサイト・テクノロジー社高周波計測事業部R&Dサイエンティスト。2001年にアジレント・テクノロジー社(現:キーサイト・テクノロジー)に入社後、VNAの設計・開発を担当し、マーケティング職を歴任。2015年に渡米、2020年から現職。VNA・SG・SAを用いた測定ソリューション開発・コンサルティングに従事。九州大学大学院修士(電気材料工学)
岡部健史[オカベタケシ]
キーサイト・テクノロジー社高周波計測事業部R&Dエンジニア・システムアーキテクト。2000年にアジレント・テクノロジー社(現:キーサイト・テクノロジー)に入社後、VNA・インピーダンスアナライザなどの設計・開発、製品マーケティング、計測ソリューションの開発・コンサルティングに携わる。京都大学大学院修士(情報学)
後藤信也[ゴトウシンヤ]
キーサイト・テクノロジー社高周波計測事業部R&Dシニアマネージャ。横河・ヒューレット・パッカード社(現:キーサイト・テクノロジー)に入社後、今日までVNA・SA・インピーダンスアナライザ・シグナルソースアナライザなどの設計・開発に携わる。東京工業大学大学院修士(電子物理工学)、スタンフォード大学大学院修士(電気電子工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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