有機イオントロニクス―固体イオニクス・有機光エレクトロニクス素子の原理と応用

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有機イオントロニクス―固体イオニクス・有機光エレクトロニクス素子の原理と応用

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784627775411
  • NDC分類 549
  • Cコード C3055

出版社内容情報

イオン伝導を利用したエレクトロニクスデバイスの入門書.電気化学の基礎から応用デバイスまで丁寧に説明している.

リチウムイオン電池,バイオエレクトロニクス素子,導電性高分子によるソフトアクチュエータなど,イオン伝導を利用したエレクトロニクスデバイスの入門書.
応用面だけでなく,イオン伝導の仕組みから導電性高分子材料の種類とメカニズム,電解重合法やボルタンメトリーをはじめとする代表的な実験方法など,電気化学の基本的な内容から丁寧に説明しているので,電気系の読者でも学びやすい.

第1章 電気化学のはじまり
電気化学の起源とバグダッド電池
ボルタ電池
電気分解現象
電気化学現象への関心
電気分解現象の観察と法則
Davyの業績
Faradayによる電気分解の法則
イオンのもつ電気量
アレニウスの法則
電池の起電力
媒質の違いによる誘電性を示す式

第2章 イオン
物質粒子とDaltonの原子説
イオンとは何か?
原子構造
価電子(最外?電子)
陰イオンと陽イオン
イオン半径と溶媒和
イオン結合
固体の構造
ファンデルワールス力
固体のバンド構造
イオンの利用
生体系とイオン(情報信号の伝達)
イオン液体とイオン液晶
超イオン伝導体

第3章 有機エレクトロニクスと導電性高分子
有機エレクトロニクスの展開
導電性高分子の基本的性質と背景
n型導電性高分子の安定性
透明導電膜
エンジニアリングプラスチックと導電性高分子
未来のエレクトロニクスへの展望

第4章 有機材料の電気化学的性質
有機イオントロニクスの考え方
化学ドーピング
電気化学ドーピング
酸化と還元による物性変化
溶液物性

第5章 有機薄膜作製法
製膜技術の役割と重要性
電気化学的重合法(電解重合法)
電解重合反応の機構
コロイド溶液とは
コロイド溶液の性質
電気泳動電着法
導電性高分子コロイド溶液の調整
電気泳動電着法による導電性高分子複合膜の作製
現状と課題

第6章 電気化学的測定法
電気化学計測の必要性
電位測定
分極測定
ボルタンメトリー
in situ測定
交流インピーダンス法

第7章 ソフトアクチュエータ
アクチュエータ性能
各種ソフトアクチュエータ
伸縮率の測定法
導電性高分子の電解伸縮
イオン交換膜/金属複合膜(IPMC)
ハイドロゲル
ポリマーゲル
カーボンナノチューブ
強誘電体エラストマー
その他のアクチュエータ
問題点と課題

第8章 電池
電気化学素子とエネルギー素子
リチウム二次電池
電気二重層キャパシタ
色素増感型太陽電池
固体高分子形燃料電池
バイオ燃料電池
問題点と課題

第9章 生体イオントロニクス素子
生体機能と有機イオントロニクス
PPyの成長形態の制御とバイオ回路
導電性高分子の生体親和性
電気化学バイオセンサの機能デザイン
問題点と課題

第10 章 その他のイオントロニクス素子と背景
有機イオントロニクス素子開発と背景
電気化学発光素子
電気化学トランジスタ
ISFET(イオン感応型電界効果トランジスタ)
エレクトロクロミック素子
可塑性メモリ素子
問題点と課題

参考文献
索引

【著者紹介】
兵庫県立大学 教授 工博

内容説明

『イオン』のはたらきによる新しい『エレクトロニクス』デバイス。導電性高分子の性質、実験方法、多様な素子・デバイス。基礎から応用例までを丁寧に説明。待望の入門書。

目次

第1章 電気化学のはじまり
第2章 イオン
第3章 有機エレクトロニクスと導電性高分子
第4章 有機材料の電気化学的性質
第5章 有機薄膜作製法
第6章 電気化学的測定法
第7章 ソフトアクチュエータ
第8章 電池
第9章 生体イオントロニクス素子
第10章 その他のイオントロニクス素子と背景

著者等紹介

小野田光宜[オノダミツヨシ]
1975年姫路工業大学工学部電気工学科卒業。1979年姫路工業大学助手、助教授を経て、2000年姫路工業大学大学院工学研究科教授。2004年兵庫県立大学大学院工学研究科教授、現在に至る。この間1994~1995年米国ペンシルバニア大学博士研究員。工学博士

金藤敬一[カネトウケイイチ]
1971年大阪大学工学部電気工学科卒業。1975年大阪大学工学部助手、助教授を経て、1988年九州工業大学情報工学部教授。2012年九州工業大学名誉教授。2015年大阪工業大学工学部教授、現在に至る。この間1981~1982年米国ペンシルバニア大学博士研究員。工学博士

大澤利幸[オオサワトシユキ]
1975年電気通信大学電気通信学部材料科学科卒業。株式会社リコー、株式会社KRIを経て、2007年神奈川県産業技術センター。2013年大阪工業大学工学部教授、現在に至る。工学博士

吉野勝美[ヨシノカツミ]
1964年大阪大学工学部電気工学科卒業。1969年大阪大学助手、講師、助教授を経て、1988年大阪大学教授。2005年大阪大学名誉教授、島根県産業技術センター所長、現在に至る。この間1974~1975年独国ハーン・マイトナー原子核研究所客員研究員。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。