出版社内容情報
同期モータのモデリング・制御系設計を,数値シミュレーション例とともに解説.
<系統的なモデル化>
同期リラクタンスモータ,SPMモータ, IPMモータの3種の同期モータについて,系統的なモデル化を行います.
これにより,各モータの特性の比較が容易にできるようになります.
<実用的な設計>
非線形のダイナミクスをもつ同期リラクタンスモータやIPMモータの設計も容易になる,内部モデル制御にゲインスケジューリングを併用した制御系の設計方法を紹介します.
また,各モータについて,電気系,負荷としてつながる力学系,機器の温度上昇を表す熱系の等価回路を示したうえで,実用的な設計にも利用できる統合的な等価回路を紹介します.
内容説明
同期リラクタンスモータ、SPMモータ、IPMモータ―系統的なモデリングの理解が、実用的な制御系設計の役に立つ。
目次
序章
第1章 エネルギー変換(電界による駆動力の発生;静電エネルギーを介した外部とのエネルギー変換 ほか)
第2章 電源(電池;パワーエレクトロニクス)
第3章 同期モータの種類と動作原理(SPMモータ;IPMモータ)
第4章 同期モータの座標変換とモデリング(三相交流機から二相交流機への変換;同期機の電圧方程式 ほか)
第5章 同期モータ駆動制御系の設計と等価回路の拡張(内部モデル制御による設計手法;同期機の制御系設計 ほか)
著者等紹介
坂本哲三[サカモトテツゾウ]
1981年九州大学大学院工学研究科電気工学専攻修士課程修了。2018年九州工業大学名誉教授、現在に至る。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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