出版社内容情報
コンクリート構造物の耐久性問題を考える際に欠かせない鉄筋腐食の基礎理論と調査方法,劣化の診断と予測について事例をあげながら説明している.また鉄筋の腐食の診断に必要な機器についても紹介している.
■目次 総論/鉄筋腐食に影響する諸因子の調査/鉄筋腐食度の調査/劣化の診断と予測
内容説明
現代文明を支えるコンクリート構造物。いま、その耐久性診断技術の総合的解説書の刊行が刻下の急務として建設関係各界から強く要望されている。本書は、管理・補修・補強のためにかかすことのできない耐久性診断の最新の各種手法を基礎的な解説と各種腐食診断の方法をわかりやすく詳述。
目次
第1章 総論(コンクリート中の鉄筋の腐食;コンクリート構造物の維持管理と鉄筋腐食の診断;鉄筋腐食診断の基本)
第2章 鉄筋腐食に影響する諸因子の調査(塩化物イオン;中性化;酸素拡散性;比抵抗;コンクリートの欠陥;コンクリートの品質;環境条件に係わる諸因子)
第3章 鉄筋腐食度の調査(かぶりコンクリートの損傷調査;さびの調査;電位調査;腐食速度の非破壊調査;鉄筋腐食の診断に必要な機器)
第4章 劣化の診断と予測(劣化の診断;劣化の予測と予防診断)
付録(金属の腐食化学概論;資料 診断に必要な機器の紹介)