出版社内容情報
「光」は,今や物理学の一領域に止まらず,特に電子工学の分野と結びついて「光工学」という現代的な分野を形成している.本原書は,光学理論を的確に簡潔に記述しながら,現状の光応用技術を理解するのに必要な基礎理論,新しい応用技術の開発能力が身につくように,例題を交えながら,また,章末には練習問題も用意して懇切丁寧に解説している.
■目次 光線光学/波動光学/ビーム光学/フーリエ光学/電磁論的な光学/偏光と結晶光学/導波光学/ファイバー光学/共振器光学/統計光学/光子光学/光子と原子
内容説明
光学に関する新しい研究分野:光エレクトロニクス、電気光学、量子光学、量子エレクトロニクス、光波工学。本書は、光学の基礎を学べ、光工学への架け橋となる。
目次
光線光学
波動光学
ビーム光学
フーリエ光学
電磁光学
偏光と結晶光学
導波光学
ファイバ光学
共振器光学
統計光学
光子光学
光子と原子
著者等紹介
サレー,バハア・E.A.[サレー,バハアE.A.][Saleh,Bahaa E.A.]
1966年にカイロ大学から学士号、1971年にジョンズ・ホプキンス大学からPh.D.をともに電気工学分野で取得。ジョンズ・ホプキンス大学博士研究員、サンタ・カタリナ大学(ブラジル)助教授、マックス・プランク研究所研究員、カリフォルニア大学バークレイ校研究員を経て1977年にウィスコンシン大学マジソン校電気およびコンピュータ工学科助教授に就任。1979年に準教授、1981年に教授に昇任。1994年からボストン大学電気およびコンピュータ工学科教授。統計光学・量子光学・光通信・信号処理・非線形光学・光検出・画像処理など光学と光工学の広範囲な分野で研究を展開。多くの著作・論文を発表。エスター・ホフマン・ベラー賞(OSA)やBACUS賞(SPIE)などを受賞
タイヒ,マルビン・カール[タイヒ,マルビンカール][Teich,Malvin Carl]
1961年にマサチューセッツ工科大学から物理学の博士号、1962年にスタンフォード大学から電気工学の修士号、1966年にコーネル大学からPh.D.を取得。マサチューセッツ工科大学リンカーン研究所研究員を経て1967年にコロンビア大学電気工学および応用物理学科教授に就任。1995年にボストン大学電気およびコンピュータ工学科教授を兼務し、1996年に専任となる(同年コロンビア大学名誉教授)。フラクタル確率過程や生態系における情報伝送のほか光工学の広範囲な分野で研究を展開。多くの著書・論文を発表。ブローダーJ.トンプソン記念賞(IEEE)やモーリスE.リーズ賞(IEEE)などを受賞
尾崎義治[オザキヨシハル]
1975年大阪府立大学大学院電子工学専攻修士課程修了。1975年日本電信電話公社(現日本電信電話株式会社)武蔵野電気通信研究所入所。1984年同厚木電気通信研究所主任研究員。1999年北見工業大学工学部教授。工学博士
朝倉利光[アサクラトシミツ]
1960年ボストン大学大学院物理学専攻修士課程修了。1960年アイテック・コーポレーション情報技術研究所研究員。1961年東京大学生産技術研究所助手。1966年北海道大学工学部助教授。1971年北海道大学応用電気研究所教授。1980年東京工業大学理工学国際交流センター教授(併任)。1992年北海道大学電子科学研究所教授。1994年北海道大学電子科学研究所所長、北海道大学評議員。1997年北海道大学名誉教授。1997年北海学園大学工学部教授。1999年北海学園大学大学院工学研究科長。2005年北海学園大学学長。工学博士。受賞、応用物理学会光学論文賞、北海道科学技術賞、応用物理学会賞(2回)、島津賞、紫綬褒章、デニス・ガボール賞、北海道新聞文化賞、C.E.K.メーズ賞、福島県功労者知事表彰、フィンランド・ヨエンスー大学名誉博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



