出版社内容情報
◆圏論を視覚的に理解する◆
抽象化が進み、数学的構造が複雑な圏論の概念。
その構造をストリング図で表すことで、数式だけではつかみづらい概念を視覚的に理解できるようになります。
本書では、自然性や普遍性といった基礎からはじめ、随伴、極限、カン拡張といった圏論の主要な概念を、ストリング図を用いて解説していきます。
豊富な演習問題については、森北出版Webサイトで詳細解答を公開し、ストリング図を使いこなせるようになるまで手厚くサポート。
圏論をはじめて学ぶ人、他書で挫折した人だけでなく、ひととおり習得し終えた方にとっても、新たな視点や理解を得られる一冊です。
内容説明
圏論を視覚的に理解する。数式だけでは把握しづらい複雑な数学的構造を、ストリング図なら直観的にとらえることができる。自然性や普遍性からはじめ、随伴、極限、カン拡張といった圏論の主要な概念を解説。
目次
第1章 圏・関手・自然変換
第2章 自然変換の合成と関手圏
第3章 米田の補題と普遍性
第4章 随伴
第5章 極限
第6章 モノイダル圏と豊穣圏
第7章 カン拡張
付録A 図式での表記
付録B ストリング図の特徴
付録C 随伴・極限・カン拡張と普遍射との関係
著者等紹介
中平健治[ナカヒラケンジ]
玉川大学量子情報科学研究所教授。専門は量子情報理論。2004年名古屋大学大学院工学研究科電子工学専攻単位取得満期退学。同年株式会社日立製作所入所。玉川大学量子情報科学研究所特別研究員、スタンフォード大学数学科客員研究員などを経て、2017年より現職。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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