出版社内容情報
折る楽しみとは別に,折り紙の中にある数理性,科学性に関心がもたれ,熱心に研究が進められている.本書は,「第3回折り紙科学,数学,教育国際会議」で発表された折り紙と数理・科学との関わりを解説したプロシーディングに注目し,自身も国際会議で研究発表し,折り紙博士として著名な監訳者によって取りまとめられた日本語版である.
■目次 第1部:折り紙の数理/第2部:折り紙の科学と応用
内容説明
「折り紙の科学と工学国際会議」まで開かれるようになった日本の伝統文化“折り紙”。今では世界の“Origami”として科学、数学、教育の面から素晴らしい題材と考えられています。身近な科学に触れてみませんか。
目次
1 折り紙の数理(コンピュータ折り紙最近の成果;折り紙手品のためのディスクパッキングアルゴリズム;平坦折り組合せ論 概論;非平坦折り紙の数学モデル;表裏同等折りの定義 ほか)
2 折り紙の科学と応用(平織り(折り紙テッサレーション)デザインのためのコンピュータ・ツールとアルゴリズム
モデル作成およびドキュメント作成プログラムFoldinator
地図と地図帳の設計への折り紙科学の応用
折り紙容器
折り紙多々面体 ほか)
著者等紹介
川崎敏和[カワサキトシカズ]
1955年長崎県島原市生まれ。1985年九州大学大学院博士課程単位取得退学。佐世保工業高等専門学校助教授。博士(数理学)。1997年に折り鶴の変形理論で学位を取得し、世界初の折り紙博士となる。国際交流基金による折り紙指導派遣(1989年ブラジル、2001年東欧三国)、折り紙の科学国際会議(1989年イタリア・フェラーラ、1994年大津、2000年アメリカ・アジロマ)、折り紙教育とセラピー国際会議(1991年イギリス)他、海外との折り紙交流を積極的に行っている。2004年には皇太子妃雅子様へユニット折り紙「桜玉」を献上。代表作「バラ」は“KAWASAKI ROSE”として世界的に知られている
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感想・レビュー
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