出版社内容情報
前篇はカントール,デデキントにはじまる素朴な集合論の概念を足場として自然数論について考察し,次いで後篇では数学基礎論の立場から自然数論を解説している.POD版.
■目次 前篇:集合論から自然数論へ(序論/集合論/有限集合論/自然数論) 後篇:基礎論の立場から(基礎論の立場から<竹内外史>)
内容説明
自然数をめぐる議論はきわめて古く、かつまた今日でも終わっていない。ここでは二つの立場を紹介しよう。前篇は、Cantor(カントール)やDedekind(デデキント)に創まる素朴な集合論の立場から考察したものである。素朴な立場にたつ考察であるから、基礎論の立場から見れば不十分極まりないものであるが、広い集合論の中に占める自然数の位置が理解されるであろう。それに対して後篇は、数学基礎論の立場から今日行なわれている自然数論を解説したものである。前篇と比べて、数学基礎論の目指す方向がはっきりと理解されるであろう。
目次
前篇 集合論から自然数論へ(河田敬義)(集合論;有限集合論;自然数論)
後篇 基礎論の立場から(竹内外史)
著者等紹介
河田敬義[カワダユキヨシ]
1916年東京生れ。1938年東京大学理学部数学科卒業。専攻は代数学。東京大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 楽屋裏 -講談社地獄篇-
-
- 電子書籍
- リングにかけろ2 26 ジャンプコミッ…