目次
総論 中世陰陽道研究の成果と課題
1 中世の国家・権力と陰陽道(一二世紀日本の儀礼における陰陽師;中世国家論と陰陽道研究―鎌倉幕府の天変地異祈〓をめぐって;鎌倉後期~南北朝期の官人陰陽師―変革期の安倍氏と賀茂氏;大内氏と陰陽道―大内政弘と賀茂在宗との関係を中心に;天正一〇年閏月問題から見た中世末期の暦道)
2 中世の暦・天文・占術・呪術(六壬式占と軒廊御卜;戦国武将と易占い;中世における具注暦の展開;中世後期における地方暦と在地社会;天空に対する認識―中世前期の天文占と国家;百怪祭―陰陽道祭祀からみた中世における怪異意識の変容;陰陽道祭文の位置―『祭文部類』を中心に)
3 中世の寺社・地域社会と陰陽道(中世の密教と陰陽道―盤法をめぐって;院政期・鎌倉期の宿曜道と宿曜師;大乗院尋尊と幸徳井家―『大乗院寺社雑事記』と『大乗院寺社雑事記紙背文書』;宇佐の陰陽師;中世大和の声聞師;算置考―中世から近世初期までの占い師の実態を探って)
著者等紹介
赤澤春彦[アカザワハルヒコ]
1976年生。摂南大学外国語学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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