目次
第1部 訓読の基礎(漢文とは何か?―対象としての漢文;訓読とは何か?―方法としての訓読;漢字の発音(音読み;訓読み) ほか)
第2部 応用練習(訓読の要領;常用漢語―訓読演習;三字表現・四字成語―訓読演習 ほか)
第3部 発展練習(長文訓読演習;復文の要領;復文練習)
著者等紹介
古田島洋介[コタジマヨウスケ]
昭和32年(1957)横浜市生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得満期退学(文学修士・文学碩士)。明星大学人文学部日本文化学科教授(日中比較文学)
湯城吉信[ユウキヨシノブ]
昭和39年(1964)京都市生まれ。大阪大学大学院博士課程前期修了(文学修士)。大阪府立大学工業高等専門学校准教授(日中思想史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひよピパパ
18
漢文訓読の概略がコンパクトにまとめられた書。訓読における語法の特徴や、訓読の問題点、復文のやり方など、受験参考書では触れられないような知識やことがらを学べて新鮮。各章末に練習問題があり、知識の確認に有用。2021/10/23
gauche
5
漢文に必要なことが見やすく簡潔にまとめられており、手元に欲しい本。また復文という練習方法は知っていたが、練習問題をやったのは初めてだった。これは早く実力がつく方法だと思うし、計算ドリルのようにまとめられている本があれば一冊購入したいと思った。2021/09/23
トマズン
3
なんといっても本格さが違う。 量より質("必要な要点だけ"の割には内容が濃く薄くない) 複文もカバー(珍しい) そして段階的で易しいから漢文が苦にならない。 これは、よくできていると思います。 購入決定!2016/11/02
bandil
3
「日本近代史を学ぶための文語文入門」の薦めにより購入。薄いので読み易いが、網羅的であるためサーッと読み飛ばしてしまう恐れがある。書き込み式問題が随所にあり、この問題をこなして習得具合を確認できる点がありがたかった。集大成となる復文(訓読→漢文)の練習により、漢文の勘所が掴めた気がした。「漢文意外と面白い」と思わせてくれる良書。2016/03/27
Y.Yokota
2
著者の他書『文語文入門』に比べお勉強要素が強く、読むと言うよりは学習用の本である。(当たり前か)しかし大変わかりやすく、高校時代古文漢文はお休みタイムであった自分でも漢文を読めるかも知れぬと思わせてくれる、良い入門書です。2016/10/01