内容説明
歴史と伝統のあるイギリスで生まれた文学はその夢や華やかさの中に芯がある。知っておきたい50作品を「あらすじ」と「よみどころ」でわかりやすく紹介。
目次
イギリス文学小史
ベーオウルフ―8世紀頃 作者未詳
カンタベリー物語―1387‐1400年頃 ジェフリー・チョーサー
アーサー王の死―1485年 トマス・マロリー
ユートピア―1516年 トマス・モア
ロミオとジュリエット―1595年頃 ウィリアム・シェイクスピア
夏の夜の夢―1595年頃 ウィリアム・シェイクスピア
ハムレット―1600年頃 ウィリアム・シェイクスピア
リア王―1605年頃 ウィリアム・シェイクスピア
失楽園―1667年 ジョン・ミルトン〔ほか〕
著者等紹介
青木和夫[アオキカズオ]
1948年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。現在、中央大学教授。イギリス・ルネサンス文学、とくにシェイクスピアを専攻
丹治竜郎[タンジタツロウ]
1964年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。現在、中央大学教授。イギリス文学、とくに20世紀小説を専攻
安藤和弘[アンドウカズヒロ]
1964年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。現在、東京外国語大学、一橋大学、中央大学などで非常勤講師。イギリス文学、とくに19世紀小説を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
組織液
9
軽ーくイギリス文学の作品を紹介してる感じですね。最近読んだやつと比べると内容は薄いんで特にいうことはないです() まぁ復習にはなったかな… 他にもロシア文学とか色々シリーズあるみたいなんでそれもいつか読んでみたいですね。2021/06/09
ちくわん
8
イギリス・アイルランドの文学を年代順に50作品。あらましを2ページ弱にダイジェスト。作品自体を手に取らず、解説者の感想文を読んだだけで、本編を読んだような気になる『反則本』。シェイクスピア、フランケンシュタイン、シャーロックホームズ、不思議の国のアリスといった有名どころから、ファンタジーなナルニア国、指輪物語、ハリポタ。カズオ・イシグロの「日の名残り」も載っていた。ミーハーも含め、かなり本編を読みたくなる紹介だった。2018/03/24
サアベドラ
8
ベーオウルフからハリー・ポッターまで、イギリス(アイルランド含む)の文学作品50作のあらすじが書いてある本。一作品につき3ページほどであらすじと評価、作家の略歴がまとめられている。主に疎い現代の英文学の知識を補完するために読了。まあ楽しめました。気が向いたら、より詳細な『はじめて読むイギリス文学』か『楽しく読めるイギリス文学』(いずれもミネルヴァ書房)も読んでみようかしらん。2013/10/13
viola
6
よくあるあらすじ&解説という本です。こういうの好きなので色々読んだけど、全体的にあっさりとした印象。でも、それにしてはよくまとまってるかな。読んだだけで満足しちゃうのは如何なものかと思うけど、新たに読みたいもの、やっぱり読もうと決心するものが出てきて名作を読むことに繋がるのだったら良いのでは・・・♪50作品載っています。28作品読んでいました。少しは増えた(はず)だけど、専門なんだからせめてもーちょっと増やしたいところ・・・・。フランス文学とアメリカ文学のも是非読んでみようと思います。2011/05/29
shoko
5
軽くてバッグに入れていても邪魔にならないサイズがうれしい。表紙もゴテゴテしてなくてシンプルでなんかかわいくって好き。あらすじと本当にちょっとした批評等といった、よくある文学ガイド本。と言ってしまえばそれまでだけど、「さて次は何を読もうかな」と考えるときには、これくらいざっくりしているものがちょうど良いのかも。アメリカ文学とフランス文学のもあるようなので読んでみたいと思う。2011/05/03