内容説明
「孫子」は二人いた。一人は孫武、もう一人は孫〓(ぴん)。古来兵法の聖典といわれたその魅力を、分かりやすく解き明かす。歴史的な戦争や現代戦、さらには日常の事柄にも当てはめて、その真髄を説明する。
目次
プロローグ 「兵法孫子」に秘められた謎
第1部 孫武の巻(春秋時代の姿かたち;孫武の人物像;孫武の兵法;「孫武の兵法」の金言名句)
第2部 孫〓(ぴん)の巻(戦国時代の情勢;孫〓(ぴん)のプロフィール
孫〓(ぴん)の兵法
「孫〓(ぴん)兵法」の金言名句)
著者等紹介
永井義男[ナガイヨシオ]
1949年に生まれる。東京外国語大学を卒業。1997年、『算学奇人伝』で第6回開高健賞を受賞し、本格的な作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Norihumi Yahata
1
兵法36計ににてる。2015/01/14
Kengo Kimura
1
最近本屋に行くとよく目につくのが孫子関係の本。孫臏の本を読んだことがあるが、孫武とその子孫の孫臏、二人の孫子をどうまとめているか興味があったのでブームに乗っかる形で手にした本。かつて孫武の実在が疑わしかった歴史的経緯や古代中国の社会背景、現代の米軍の湾岸戦争での事例についても解説があり、水軍の役割についての言及が目新しい。メインは歴史上の事件をケーススタディにそれに関わる孫子の金言を解説する形式になっている。ただしページ数の制限から金言は抜粋である。さくっと数時間で読める内容なので孫子を知りたいけど長いの2014/05/07