出版社内容情報
普通左脳の大脳皮質にある、言葉を司る領域「言語野」。近年細分化した脳地図を作ることに成功した著者に、言葉と脳の関係、動物と人間の脳の違い、英語等の第二言語習得など、最新の研究成果をもとに、脳の不思議の世界を探検。
内容説明
なぜ人間だけが言葉を使えるのか?脳科学の先端を拓く著者が、その最新成果を語る。
目次
第1章 脳から人間を考える
第2章 脳を知る
第3章 言葉を知る
第4章 脳の言語地図―言葉をつむぐ脳
第5章 脳から英語学習を考える
第6章 言語脳科学のこれから
著者等紹介
酒井邦嘉[サカイクニヨシ]
1964年東京生まれ。87年、東京大学理学部物理学科卒業。92年、同大大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。同年、同大医学部助手。95年、ハーヴァード大学医学部リサーチフェロー。MIT言語・哲学科客員研究員を経て、東京大学大学院総合文化研究科准教授。『言語の脳科学』(中公新書)により第56回毎日出版文化賞受賞。脳機能マッピングによる言語処理機構の解明により第19回塚原仲晃記念賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヤマヒロト
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よくわかってないことに、変な誤解を与えないように気を使いすぎたのか「~だと思う」って言い方が多い。脳ブームを考えなおすのに良い。2013/02/13
いわたん
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色々と面白い本だった。前に読んだ「言語の脳科学」よりも易しく書いてあるので、もう一度「言語の脳科学」を読みなおそうかな。手話の発祥などは意外だったし、手話で思考したり寝言を言う(?)というのは不思議な感じ。「思考」というものに別な考え方ができるかも。脳科学から哲学への影響も大きいのだろう。メルロ・ポンティのように「最新の科学と二人連れ」のようになると面白いな。2012/08/08
Ryosuke Tanaka
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今ひとつハードコアなものが読みたい2012/06/20
おだまん
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分かりやすい。努力が大切ということに納得しつつもやっぱりセンスの「脳」はあるんだなぁ~2009/12/18