出版社内容情報
論語研究の第一人者である著者が雑誌に連載した論語を引用した辛口の政治批評。混迷した社会状況の中、論語研究を通した卓越した批評眼は説得力がある。「論語」読みの論語知らず。知る易し、行うは難し。
内容説明
現代に通じる混迷の時代に「理想の政治」を追求した孔子。論語研究の第一人者である著者が雑誌「カレント」に連載した論語を引用して語る辛口の政治批評。
目次
夏の禹王
徳治と法治
ひとかどの人物
盍ゾ徹セザル
三年の喪
君子ハ本ヲ務ム
君子モ亦悪ムアリ
人の過
予ヲ起コス者ナリ
一貫の道〔ほか〕
著者等紹介
宇野精一[ウノセイイチ]
明治43年生。昭和9年東京帝国大学文学部支那哲学科卒業。文学博士。大学院を経て東方文化学院研究員、東京高等師範学校教授、東京大学文学部助教授、教授。昭和46年定年退官。東京大学名誉教授。二松学舎大学教授、尚絅大学々長、同短大学長、学校法人尚絅学園理事長を歴任。尚絅大学、同短大名誉学長。現在尚絅学園顧問
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