出版社内容情報
平易明解な口語訳を施すと同時に、その成立過程や展開についても解明した
昭明太子の文学理念は「沈思翰藻」にあるといわれ、意匠を凝らして文辞を飾ることを高く評価している。当然文選の編集に際しても、この理念が選の規範となっている。文選の文体39種中、詩を除いては最も賦の数が多く、総計で56篇を収め、文選開巻の部分を占めている。漢代に、韻文と散文が合成されて成立したといわれる賦は、対偶に富み、詩藻豊かな文学であるが、従来難解といわれてきた。本書は平易明解な口語訳を施すと同時に、その成立過程や展開についても解明した。
目次
宮殿
魯靈光殿賦并序
景福殿賦
江海
海賦
江賦
物色
風賦
秋興賦并序
雪賦
月賦
鳥獸
鵩鳥賦并序
鸚鵡賦并序
鷦鷯賦并序
赭白馬賦并序
舞鶴賦
志
幽通賦
思玄賦
歸田賦
閑居賦并序
哀傷
長門賦并序
思舊賦并序
歎逝賦并序
懷舊賦并序
寡婦賦并序
恨賦
別賦
論文
文賦并序
音樂
洞簫賦
舞賦并序
長笛賦并序
琴賦并序
笙賦
嘯賦
情
高唐賦
神女賦并序
登徒子好色賦并序
洛神賦并序
目次
宮殿
江海
物色
鳥獣
志
哀傷
論文
音楽
情