出版社内容情報
殷から春秋時代までの詩・歌謡３００余篇
紀元前１０世紀から６世紀まで、殷から春秋時代までの詩・歌謡３００余篇を採録した詩経は、孔子の撰に成ったと伝えられている。民謡・宴会の歌・戦いの歌・祭りの歌などに分けられ、喜びにつけ悲しみにつけ、素朴な表現の中に新鮮な感動が力強く表現された作品が多い。５経の１として重んじられ、古くは儒教の経典としての性格をもって扱われたが、近世に注釈が盛んになり、文学として研究された。中国最古の韻文として、また、民俗・風習を伝える資料として現代的価値も高い。
目次
■小雅
魚藻之什
■大雅
文王之什
生民之什
蕩之什
■頌
周頌
清廟之什
臣工之什
閔予小子之什
魯頌
商頌
目次
小雅（魚藻之什）
大雅（文王之什；生民之什；蕩之什）
頌（清廟之什；臣工之什；閔予小子之什；魯頌；商頌）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CCC
3
下巻は殆ど祈りだったような気がする。祖先崇拝的のものが多い。宗教歌みたいに扱われていたのかなー。2015/07/29
霹靂火 雷公
2
調査の為に通読。引き続き祖霊祭祀や降雨祈願、一族の不遇を嘆く詩などが多い。周公文王、武王を崇める内容も多く、祭祀の対象が昊天(天)の他に農耕神・后稷(こうしょく)や道祖神まで登場。全三巻の中でも、国家安泰を願う内容が多い。2014/02/20
