内容説明
「易経」は、「易」「周易」とも呼ばれる。古くは民間の占いに用いられていた占筮書であったが、のちに儒家に取り入れられ、長い間、儒教の経典として広く読まれた。「易」はメタファーの世界である。あらゆる現象を陰陽消長の理によって解釈し、日常の言語では把握し得ない天地自然の動きを隠喩・暗喩・象徴体系によって表しているため、難解と思われがちであるが、本書では、できる限り平易な解説を試みた。豊かな想像力を広げて、「易」の世界を鳥瞰していただきたい。
目次
乾(乾為天)
坤(坤為地)
屯(水雷屯)
蒙(山水蒙)
需(水天需)
訟(天水訟)
師(地水師)
比(水地比)
小畜(風天小畜)
履(天沢履)〔ほか〕