出版社内容情報
読売新聞に連載していた「楊逸が読む聊斎志異」を書籍化。芥川賞作家・楊逸のエッセイ集。現代語訳と楊逸による書き下ろしも収載。
清代初期の文人・蒲松齢と、現代の芥川賞作家・楊逸のコラボレーションである。中国古典小説の代表作の一つ「聊斎志異」は、蒲松齢が、民間に流伝していた怪異譚を書き記した短篇小説集である。楊逸は、幼少の頃、古典語の教師であった父から、この「聊斎志異」中の話を語り聞かされたという。後に、「聊斎志異」を読み返し、インスパイアーされて記したエッセイを新聞誌上に連載した。本書は、その文章と、文章中で触れられた聊斎作品の現代語訳より成る。
内容説明
「聊斎志異」は、怪異短篇小説集。妖怪・幽霊・狐・超能力者・妖精たちが活躍する一大ファンタジー。楊逸による「聊斎志異」の世界へのアプローチ。
目次
「チャット」で書きとめた怪談
人の世は3Dな世界
魑魅魍魎の世界に逃避
幽鬼、狐との共存も夢か
愛のためなら生き返る
幽鬼の「誘惑」愛への試練
美女 雰囲気で描き出す
幽霊だって纏足美人
本妻奮起 美の特訓
あの世にも司法制度
時の流れ 天地で異なる!?
〓(とう)小平のスローガンの原点
著者等紹介
楊逸[ヤンイー]
作家・関東学院大学客員教授。中国・ハルビン市生まれ。お茶の水女子大学卒。「時が滲む朝」で第139回芥川賞受賞
黒田真美子[クロダマミコ]
法政大学教授。東京大学大学院博士課程単位取得修了。ミュンヘン大学大学院Promotion Gang単位取得修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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