内容説明
新たな社会秩序が模索された時代、笑話が求められた。後漢末の乱世に生まれた中国最初の笑話集、邯鄲淳の『笑林』、明末の混乱期に編まれた馮夢龍の『笑府』をはじめ、隋の侯白の『啓顔録』、宋の蘇軾の編とされる『東坡居士艾子雑説』、明の耿定向の『権子』、江盈科の『雪涛諧史』、趙南星の『笑賛』から、味わい深い笑話を選んだ。『新編酔翁談録』『三台万用正宗』の笑話は、日本初の紹介。
目次
笑林
啓顔録
東坡居士艾子雑説
新編酔翁談録
嘲戯綺語
権子
雪涛諧史
笑賛
三台万用正宗・笑謔門
笑府
著者等紹介
竹田晃[タケダアキラ]
1930年東京生まれ。1959年東京大学大学院中国語中国文学専門課程修了。東京大学名誉教授
黒田真美子[クロダマミコ]
大阪生まれ。1991年東京大学大学院博士課程単位修得修了。1993年ミュンヘン大学大学院Promotion Gang単位取得修了。現在、法政大学教授
大木康[オオキヤスシ]
1959年横浜生まれ。1986年東京大学大学院人文科学研究科博士課程(中国文学専攻)中退。文学博士。現在、東京大学東洋文化研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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