内容説明
君主にも媚び諂わず是は是、非は非とする厳正中立、公平無私の名宰相・晏子。理想に溺れず、現実を見据えた言行の数々は、君主を思い民衆を思い、家族をも思いやるその名声は他国に響き渡り止どまるところを知らず。賢臣「晏子」の思想の全訳!本書はその下巻。
目次
内篇雑上第五(荘公不説晏子晏子坐地訟公而帰 第一;荘公不用晏子晏子致邑而退後有崔氏之禍 第二 ほか)
内篇雑下第六(霊公禁婦人爲丈夫飾不止晏子請先内勿服 第一;斉人好轂撃晏子紿以不祥而禁之 第二 ほか)
外篇第七(景公飲酒命晏子去礼晏子諫 第一;景公置酒泰山四望而泣晏子諫 第二 ほか)
外篇第八(仲尼見景公景公欲封之晏子以爲不可 第一;景公上路寝聞哭声問梁丘拠晏子対 第二 ほか)
著者等紹介
谷中信一[ヤナカシンイチ]
1948年東京都に生まれる。早稲田大学法学部・第一文学部卒業。同大学院博士課程後期(東洋哲学専攻)満期退学。早稲田大学高等学院教諭・早稲田大学文学部講師を経て現在、日本女子大学文学部教授。専門は中国思想史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 女と絵本と男