出版社内容情報
大学の講義をもとに様々な角度から若菜巻にアプローチした、若菜巻の基礎がわかる読み物
『読み解き源氏物語?桐壺巻の光と影?』の続編。源氏物語・若菜巻を全36節の構成で組み立て、本文にふれながら内容理解を深めるための読み物。実際の大学講義をもとにし、参考事項・解説例、問題点・解答例、学生からの質問・回答例などを通して、本文を理解していく。源氏物語・若菜巻のさわりを知りたい人に最適な一書。
はじめに-若菜巻を取り上げる意図
凡例
本文を読む(【一】~【三六】)
若菜巻の読みのまとめ
付録
あとがき
※特記事項一覧
【著者紹介】
1939年台湾生まれ。1961年広島大学教育学部卒業。1973年神戸大学大学院修了。愛知教育大学教授、国立国語研究所研究員、国立国語研究所所長、京都橘大学教授を歴任。編著書に、『源氏物語の文章と表現』(桜楓社)、『小学校国語教科書の語彙表とその指導』(光村図書)、『語彙に着目した読み方指導』(明治図書)、『文学教材の読み方と実際』(明治図書)、『わかむらさき-源氏物語の源流を求めて-』(明治書院)、『読み解き源氏物語-桐壺巻の光と影-』(明治書院)、『終戦直後の国語国字問題』(明治書院)など。
目次
朱雀院重い病に倒れ、出家を志す―若菜上巻の語り出し
藤壷の女御とその姫宮の女三の宮を紹介する
朱雀院は女三の宮の将来を春宮に依頼する
朱雀院の病気が重くなり、六条院のお見舞いの手紙を喜ぶ
参上した夕霧に朱雀院は若い頃の話をする
朱雀院は女三の宮の相手に夕霧を思う
夕霧が女房や朱雀院からほめられる
朱雀院は乳母たちに女三の宮の結婚相手を相談する
乳母たちは光源氏が最適だと進言する
若い頃の光源氏は兄の朱雀院までも魅了していた〔ほか〕
著者等紹介
甲斐睦朗[カイムツロウ]
1939年台湾生まれ。1961年広島大学教育学部卒業。1973年神戸大学大学院修了。愛知教育大学教授、国立国語研究所所員、国立国語研究所所長、京都橘大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。