出版社内容情報
実際の大学講義を元に様々な角度から桐壺巻を考察。本文に触れつつ理解が深められ、原文が苦手な人やじっくり読みたい人に最適。
目次
帝の愛を独占する更衣の紹介
帝の寵愛ぶり
更衣の健気さ
更衣の両親の願い
皇子誕生、帝寵愛する
第一皇子の母女御の疑い
桐壺の局の更衣
盛大な御袴着の儀式
更衣危篤に陥る
更衣の病に帝苦悩〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ず〜みん
5
源氏物語の桐壺巻の大学での講義内容を本にした一冊。54帖もあり、光源氏が元服するまでのエピローグに過ぎないと捉えられているはずの桐壺巻をここまで掘り下げて読む講義、面白いなぁ。帝と御息所（更衣）は相思相愛だったのか、御息所はどんな人だったのか、北の方は帝をどう思っているのか…など、読んでいて疑問に思うのに、誰も本に書いてくれていないことをちゃんと解説してあって、生での講義も聞きたくなりました。2019/06/15
