出版社内容情報
子どもが生みだす「ことば」の力には、人間のあらゆる知恵のもとがつまっています。身近にある「ことば」のふしぎについて考える本。
このシリーズ名である「脳でわかる」には、「脳を使って頭でわかる」という意味と、「脳のはたらきを知ることで見えてくる」という二つの意味をこめています。私たちの身の回りの世界は、すべて脳のはたらきを通してわかるものだからです。
子どもは、おとなでもびっくりするようなむずかしいことがわかったり、なっとくできたりします。ですから、どんなにむずかしいことでも、考えることを先のばしにしないほうがいいのです。それに、その分だけ冒険の楽しみもふえるものです。
この本では、いちばん身近にある「ことば」のふしぎについて考えたいと思います。子どもが生みだす「ことば」の力には、人間のあらゆる知恵のもとがつまっています。その本当のひみつは脳にあるのですから、すぐには目で見えません。けれども、絵と文を手がかりにすすんで行くうちに、「ことば」の美しいからくりが少しずつ見えてくることでしょう。 ―著者あとがきより―
著者等紹介
酒井邦嘉[サカイクニヨシ]
1964年生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。92年、同大大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。同年、同大医学部助手。95年、ハーヴァード大学医学部リサーチフェロー。MIT言語・哲学科客員研究員を経て、東京大学大学院総合文化研究科准教授
山田和明[ヤマダカズアキ]
1961年生まれ。嵯峨美術短期大学(現、京都嵯峨芸術大学)デザイン専攻科修了。1990年アクアスタジオ設立、イラストレーション、絵本、カレンダーおよび建築パースを制作。日本児童文芸家協会正会員。日本児童教育専門学校非常勤講師。2010年、2011年と2年連続でイタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選。2011年、絵本『My Red Balloon』(minedition)でDIE ZAIT(ドイツ)ルークス賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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