出版社内容情報
学者・文人・芸術家・僧侶など、魏・晋時代の名士たちの言行・逸話を集めた特異の書
南朝宋の劉義慶の著、8巻。学者・文人・芸術家・僧侶など、魏・晋時代の名士たちの言行・逸話を集めた特異の書。当時の遺文・記録の類から喜言佳話を選び、徳行・言語・文学・方正・雅量など36項目に類別し、その興味深い人間像を記している。表現は、それぞれ短文形式にまとめ、当時特有の白話的用語もとり入れている。この完訳によって、思想史・文化史・風俗史などに、多大な成果が期待される。特に劉孝標による注の訳は、本邦初の試みであり、画期的業績である。
目次
徳行第一
言語第二
政事第三
文学第四
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
エンタツ
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なんだか、名人名士図鑑のようで、当時の現実(魏ー>西晋ー>八王の乱ー>永嘉の乱ー>東晋ー>桓温の乱などの政変兵革)と乖離してるようでも、そうでもない微妙さが良い。2013/07/26
Shijimiko Urajiro
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笑える
鴨の入れ首
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1975年刊。図書館本です。南朝宋(劉宋)時代に編纂された本で、後漢末から東晋まで古今(当時)の著名人の逸話を集めた本の原文・現代語訳・解説です。本書ではその冒頭部分、すなわち徳行・言語・政事・文学の4編を収録。当時は人物評論(≒月旦評)が流行っていたそうで、本書は人物評論のバイブルだったに違いありません。三国志でも登場する名臣もちらほら登場するので、かなり興味深く読みました。中下巻も楽しみです。2025/09/25
猫森
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漢文の授業を思い出した。2018/12/06
多読多量連投が日課だった
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ロバの真似はなかったと思う2018/04/13
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