出版社内容情報
現在の管子76篇は、春秋時代斉の名宰相管仲とその門人たちの編といわれ、名言・佳句に富み、その主唱する法冶主義に立った政治哲学・経済政策など、異彩を放つ卓見が随所に見られる。わが国には平安初期に伝えられ、韓非子と並ぶ法家思想の聖典として、経綸の要典として重んじられ、江戸時代には注釈も多く行われたが、中でも安井息軒の業績は有名である。今日の政治・産業や教育に対しても示唆に富み、本書による新訳には大きな期待が寄せられている。
目次
■第1巻
牧民第一(経言一)
形勢第二(経言二)
権修第三(経言三)
立政第四(経言四)
乗馬第五(経言五)
■第2巻
七法第六(経言六)
版法第七(経言七)
■第3巻
幼官(玄宮)第八(経言八)
幼宮(玄宮)図 第九(経言九)
五輔第十(外言一)
■第4巻
宙合第十一(外言二)
枢言第十二(外言三)
■第5巻
八観第十三(外言四)
法禁第十四(外言五)
重令第十五(外言六)
■第6巻
法法第十六(外言七)
兵法第十七(外言八)
■第7巻
大匡第十八(内言一)
■第八巻
中匡第十九(内言二)
小匡第二十(内言三)
王言第二十一(内言四)〈亡〉