出版社内容情報
六言句が多く、賦と称す韻文によって綴られ、神話と比喩を駆使した長編が多数を占める
漢の劉向が、屈原と、屈原への共鳴者たちの賦を集めたもの。北方黄河流域の作を集めた詩経と対称され、南方揚子江流域の韻文を代表し、個性的な詩情に富む。
目次
一 離騒
二 九歌
三 天問
四 九章
五 遠遊
六 卜居
七 漁父
八 九弁
九 招魂
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
零水亭
32
唐代の詩を読んでいると、楚辞、文選に収録されている詩賦からの引用が多く、楚辞だけでもいつか読みたいと思っていました。感情の振れ幅に圧倒されました。 屈原の弟子、宋玉の作「招魂」が今回一番心に響きました。2022/05/29
多読多量連投が日課だった
1
神話系の詩が多い2018/03/08
中将(予備役)
1
憂国の詩人屈原とその弟子宋玉の(諸説あり)作品集。神話や草木、星星を修二に用いたきらびやかな文体でその時々の思いがつづられていた。「離騒」中で鯀を引き合いに強情さはよくないと姉に諭されていた話が最も印象に残った。2013/03/03
ドミニク
0
★★★★★2013/06/18