内容説明
本篇に於いては、元禄6年中に成った芭蕉一座の連句作品に注解を加えた。注解は「語釈」と「考」の2項に分けた。「語釈」では、よみ方、意味の説明、他本との異同、用例等を扱ひ、「考」では、句意、典拠、付筋、付味の解説から、一句のねらひや評価にまで及んだ。なほ注解に入る前に、成立年代や周囲の事情、連衆の閲歴などについて略説した。
本篇に於いては、元禄6年中に成った芭蕉一座の連句作品に注解を加えた。注解は「語釈」と「考」の2項に分けた。「語釈」では、よみ方、意味の説明、他本との異同、用例等を扱ひ、「考」では、句意、典拠、付筋、付味の解説から、一句のねらひや評価にまで及んだ。なほ注解に入る前に、成立年代や周囲の事情、連衆の閲歴などについて略説した。