内容説明
初期習作から『旅愁』まで、年代順に読み解いた横光利一論。
目次
「修学旅行記」と「夜の翅」―“伝統”と“西洋”と
「姉弟」「神馬」「犯罪」「火」その他―“不安”から“悲しみ”へ
「悲しみの代価」と「日輪」―“悲しみ”からの飛翔
「頭ならびに腹」「園」「静かなる羅列」「ナポレオンと田虫」―見下ろした“風景”
「春は馬車に乗って」と「花園の思想」―“花園の思想”の崩壊
「眼に見えた虱」その他―“街”の中で
『ある長篇』―“掃溜”の中で
「機械」その他―“関係性”の中で
『上海』―“排泄物”の中から
「時間」「悪魔」「父母の真似」―“現実界隈”
『花花』『雅歌』―“銀座”の花たち
「馬車」「舞踊場」―作品の流れの中で
『寝園』―“霧の中”から
「母」「歴史」その他―“作者”の生成
『紋章』―“私”と“作者”と
『時計』―“私は私を見た”
『盛装』『天使』『家族会議』―“読者”を意識して
『旅愁』その他―“瞞されたのはこっちなんだ”
『夜の靴』―新たなる出発
著者等紹介
玉村周[タマムラシュウ]
1948年、茨城県に生まれる。1975年、武蔵大学人文学部日本文化学科卒業。1977年武蔵大学大学院修士課程修了。1978年、土浦短期大学(現つくば国際短期大学)専任講師。つくば国際短期大学教授。つくば国際大学、武蔵大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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