出版社内容情報
神田孝夫遺稿集。「森鴎外・日本人の漢詩・日本の西洋化と伝統」に関する著作。明治期前後の西洋文化との接触が日本の文藝と日本人の意識に与えた影響について、韻文をモチーフに展開する。
内容説明
神田孝雄遺稿集。神田孝夫の著作の中から、学術的論文の精華と信じるもの十六篇を選りすぐり、その主題に従って、「若き鴎外」「日本人の漢詩」「西洋化と日本の伝統」の三部に分けて配置、先生の「年譜」と「著作年表」を付して、この偉大な先達の学問をしのぶよすがとすることにした。
目次
第1部 若き鴎外(鴎外初期の文芸評論;美学者としての鴎外;森鴎外とE.v.ハルトマン―『無意識哲学』を中心に ほか)
第2部 日本人の漢詩(『亜墨竹枝』雑話―天保の文人たちとアメリカとの一つの出会い;『桟雲狭雨詩草』略注抄(序章)
『桟雲狭雨詩草』略注抄(二) ほか)
第3部 西洋化と日本の伝統(“日本趣味”の端緒とこれに対する日本の反応;本多利明は「忘れられた思想家」か―日本における思想の或る断絶について;詩における伝統的なるもの―異説・『新体詩抄』の詩史的位置 ほか)
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