蕉風俳諧における“季語・季題”の研究

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蕉風俳諧における“季語・季題”の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 424p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784625443008
  • NDC分類 911.304
  • Cコード C3092

出版社内容情報

「季の詞」(縦題・横題)を芭蕉発句の中から抽出・分類。芭蕉の俳諧に含まれる季語の用いられ方・季題の選ばれ方について、整理分類を加えその特徴を考察。また、時代が下がるにつれてどのような変化が顕れたかを、図表を用いて整理・論述。

内容説明

本書は、十七世紀の松尾芭蕉を中心とする蕉風における「季の詞」の実態とその文学性の考察が中心テーマである。

目次

第1章 「季の詞」の成立(中世連歌論書における詞寄の変遷―季の詞を中心として;中世連歌論書における季題観―パロディ化への豊饒な詩的言語の彫琢の時代;『山之井』の本意論―その消長について)
第2章 蕉風俳諧における「季の詞」(芭蕉発句における季語体系(縦題と横題;縦題と横題の狭間)
芭蕉発句における“季重なり”の文学性
芭蕉連句における季語体系―本情からの遊離と構造の弾性 ほか)
第3章 近世類題発句集(近世類題発句集・研究序説;近世類題発句集の年表稿―『補訂版国書総目録』『古典籍総合目録』;類題発句集における芭蕉の受容(“通り句”について;“通り句”の分析と存疑句の派生) ほか)

著者等紹介

東聖子[アズマショウコ]
1951年鹿児島市に生まれる。日本女子大学附属中学から同大学文学部国文学科卒業。同大学助手をへて、お茶の水女子大学大学院博士課程人間文化研究科比較文化学専攻単位取得。2001年博士(人文科学)。現在、十文字学園女子大学短期大学部文学科教授。日本女子大学・跡見学園女子大学・聖心女子大学(学部・大学院)等に非常勤講師。専門は日本近世文学(俳論)・比較詩学
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