琉球方言と九州方言の韻律論的研究

琉球方言と九州方言の韻律論的研究

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  • サイズ A5判/ページ数 481p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784625433351
  • NDC分類 818.9
  • Cコード C3081

出版社内容情報

本書は総論篇・琉球方言篇・九州方言篇・総合篇の四部から構成する。全体と通して、琉球方言が韻律論的にほぼ全ていわゆる語声調方言と見なされること、また九州西岸に分布する2型ないし1型の語声調諸方言が外来語の音調体系の在り方を手がかりに薩摩部諸方言と肥筑部諸方言とに区画されることを明らかにしていく。さらに、その過程で韻律単位の問題を取り上げ、琉球諸方言と薩摩部諸方言ではシラビームからモーラへと変化しつつあることをも解明する。

目次

第1部 総論篇
第2部 琉球方言篇(母音体系;子音体系 ほか)
第3部 九州方言篇(九州西岸2型音調方言の基本的音調型をめぐって;分析と考察 ほか)
第4部 綜合篇(参考1・沖縄首里方言における複合名詞音調規則について;参考2・パラオ語における外来語のアクセント―日本語(を含む4言語)と接触した南島語族言語の例)

著者等紹介

崎村弘文[サキムラヒロフミ]
1953年、福岡県久留米市に生まれる。1976年、九州大学文学部卒業。1978年、同大学院文学研究科修士課程修了。1980年、同博士後期課程2年中退、鹿児島大学に赴任、以後16年に亘り教養部・教育学部等で教鞭を執る。1996年、久留米大学に転任、現在同文学部教授。2004年、博士(文学)(九州大学)。専門は日本語方言学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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