内容説明
第一部文字論は文字の相通変換の実態、第二部は新語と旧語の対立の中から生まれた現代漢語の形成、第三部は現代語、外国語訓読および語論における漢字の役割、第四部はJISコード漢字表六三五五字の中で現代日本語に用いる漢字の範囲と特性を述べ、これに日本語に用いない漢字の特徴も概観した。
目次
第1部 文字論(文字形態素論;日本語と漢字;漢字の表意性と表音性;講演要旨 形態素と文字―日本ソフトウェア科学会第5回大会)
第2部 明治から現代へ―漢字・漢語の流れ(現代漢語の成立とその形態;明治期の漢語;明治期における漢字の役割;読書紹介 斎藤毅著「明治のことば―東から西への架け橋」)
第3部 語彙と漢字の用法(語彙の歴史の中の現代語彙;欧文訓読小史;語彙体系の研究を求めて『国語学の五十年』の「語彙(論理)」)
第4部 現代の漢字調査(JISコード漢字表の研究;JISコード漢字一覧)
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- 春泥歌 講談社文庫