出版社内容情報
国語学者山口明穂教授の還暦を祝し、知友・門下29氏により編まれた記念論文集。古代語から現代語に到るまでの最新の研究成果を収める。略年譜、研究業績目録も付く。
目次
『古事記』における「者」字の用法と解釈
万葉集における動詞活用語尾の表記
植物としての心―上代日本語における構造的メタファー
上代の「辞」
100およびその倍数を表わす個数詞
「おる」の機能の歴史的考察
メノマエ性と視点―移動動詞の基本形を中心に
推量の助動詞の終止法と非終止法―源氏物語における「む・らむ・けむ」
ベシの表す意味―肯定・否定・疑問の文環境の中で
相対名詞または格助詞による時の副詞節〔ほか〕